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佐々木園教授ら研究グループが、高い結晶性と電気伝導性を有する『ヘテロ金属配位ナノシート』の合成に成功しました。

2022.02.22

東京理科大学の西原寛教授、ケンブリッジ大学のHenning Sirringhaus教授、京都工芸繊維大学の佐々木園教授(ナノ 材料物性研究室)らの研究グループが、金属イオンと有機配位子であるベンゼンヘキサチオール(BHT)を原料とした配位ナノシートに関して、NiとCuの2種類の異なる金属から成る『ヘテロ金属配位ナノシート(NixCu1-x/BHT)』の合成に成功しました。また、NiとCuの混合比を系統的に変化させることにより、新規構造相であるNiCu2BHTが優先して形成されることを発見しました。さらに、このNiCu2BHTについて、Ni3BHTやCu3BHTなどのホモ金属配位ナノシートよりも高い結晶化度、高い電気伝導性を示すことを実証しました。本研究をさらに発展させることで、優れた性能を有する電子材料、電池材料開発への貢献が期待されます。

プレスリリース詳細(東京理科大学HP)

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